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最新情報

日本環境感染学会教育委員会主催 医療疫学トレーニングコース実施概要

2010年8月2日


 昨年度に引き続き、本学会教育委員会の主催により、医療疫学(Healthcare Epidemiology)のトレーニングコースを開催いたします。概要を下に示します。申し込み方法については、参加募集要項をご覧ください。尚、本トレーニングコース全プログラム修了者には修了書が授与されます。

目的:医療関連感染の疫学と集団発生の原因調査に関する知識を備えた病院疫学者を育成すること
日時:2010年11月21日・22日(日曜日・月曜日)
場所:東京医科歯科大学(東京都文京区)
募集人数:40名(先着順とさせていただきます)
募集時条件:(以下の3つを満たしていること)
(1)日本環境感染学会の会員であること
(2)医療関連感染対策の分野における活動経験(5年程度)
(3)疫学・統計学に関する強い関心があること
参加費:2万5千円
講師:教育委員会委員長および委員
タイムスケジュールおよび内容

第1日目(11月21日)
8時30分〜 受付開始
8時50分〜 オリエンテーション、講師陣紹介
9時〜12時 疫学・統計学(1)
医療関連感染の集団発生時の原因調査に必要となる疫学ならびに統計学に関する基礎知識を講義。(疫学の基本的な考え方、偶然・バイアス・交絡、アウトブレイクの原因調査で用いられる代表的な統計的手法であるカイ二乗検定)。アウトブレイクの文献例も提示。
13時〜15時 Outbreak Investigation(1)
アウトブレイク調査方法について事例を用いて演習。
15時30分〜17時 CDCによるアウトブレイク調査
APICなどで紹介されるCDCによるアウトブレイク調査の伝達講習
17時〜19時 懇親会(希望者のみ。コース申し込み時に希望を確認する)
第2日目(11月22日)
8時30分〜10時15分 疫学・統計学(2)
前日学習した疫学ならびに統計学の知識をもとに、文献の批判的吟味の実施。(批判的吟味に使用する文献は、参加申し込みが受理された後、本コース受講予定者に個別にお知らせする予定である。)
10時30分〜12時 分子疫学
医療関連感染対策に必要な知識(菌株の収集、検査法、結果の分析・解釈ほか)
13時〜16時30分 Outbreak Investigation(2)
模擬アウトブレイク症例を用いたグループワークと各グループの発表。
16時30分〜17時 総括、修了書授与
17時 解散
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