日本環境感染学

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臨床研究推進委員会

Last Update:2022年6月28日

活動目的

日本における感染制御に関する産官学による臨床研究を推進する。

委員会の設立経緯

本委員会は、2019年に日本における感染制御に関する臨床研究を推進すべく設置された委員会です。臨床研究を単施設で行う場合には、当該施設の倫理審査等を経て当該施設の先生方が中心となることで比較的スムーズに実施可能ですが、研究を多施設で行う場合にはハードルが高い場合があります。また、臨床研究には、企業・NPO法人等の協力が不可欠であるものもあります。企業・NPO法人等の方々が、一般社団法人日本環境感染学会に臨床研究をお願いしたいと考える場合も少なくありません。本委員会は、これらの受け皿となるべく活動しています。
会員の先生方、企業・NPO法人等の方々からの相談は随時受け付けておりますので、ご利用ください。

主な活動内容

  1. 会員・企業・NPO法人等からの依頼を受けた多施設共同研究・受託研究のプロトコールの作成
  2. 会員・企業・NPO法人等からの依頼を受けた多施設共同研究・受託研究の遂行
  3. 会員の臨床研究に関する相談窓口

COVID-19一般診療所における換気に関するアンケート結果の報告

【アンケート実施に至った経緯】
 2019 年12 月に中国・武漢で報告された病因不明の肺炎から検出されたSARS-CoV-2 による新型コロナ感染症(COVID-19)は、呼吸器系エアロゾルを介してより容易に感染する可能性の高い変異株を生み出してきました。呼吸器系エアロゾル感染伝播のリスク軽減を目的に、マスク(サージカルマスクやN95 マスク)、フェースシールドなど個人防護具の着用は重要ですが、室内環境制御の重要性が高まっています。しかし、多くの一次医療機関(クリニック・医院)や調剤薬局において、COVID-19 含めた発熱疾患患者の対応を行っていると考えられますが、これらの場所で発熱患者の診療や室内環境制御の実態は不明な状況です。本アンケートを通して診療所・クリニック・調剤薬局等で行われている換気方法について現状把握を行い、将来的な改善につなげることを目的にアンケートを実施しました。

【アンケート方法】
 2022年3月1日~4月30日の期間において、臨床研究推進委員会の所属する都県の医師会・薬剤師会に所属する医院・クリニック、調剤薬局を対象に案内状を送付し、COVID -19 含めた発熱患者の診療状況 、室内換気の手法について現状把握を行うためWEB上の回答を依頼しました。
 期日内に1,015件の回答が得られ、記入漏れ等を除いた有効回答率は895件で、クリニック・医院676件、調剤薬局219件からの回答を集計しました。

 アンケート結果報告

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